〜好学健癒〜雑記ブログ

医療系研究科 修士卒、累計読書冊数1500冊以上の私が、ブックレビュー、防災、ライフハック術、映画や観劇の感想などを綴るブログです。

砂糖を制限するコツは我慢するのではなく、楽しみながら距離を置くこと

こんにちは。染谷しおりです。

わたしは、10年以上前から、白い砂糖や白い炭水化物を制限しています。

ちなみに当時読んだのはこの本です。

読んだのは、たしか中学生の時でした。勝ち組になれたのかは分かりませんが(笑)
栄養や食事に興味を持つきっかけにはなったので、良かったと思います。

10年以上前の本ですが、砂糖だけでなく、マーガリンや牛乳の話など食事全体について要点がよくまとまっています。
また、中学生でも理解できるくらい分かりやすく、今でもほとんど定説は覆ってない話ばかりですので、参考になると思います。

砂糖を制限するコツは「我慢」ではなく「距離をおく」こと

もう制限して10年になりますが、制限し始めてしばらくは、白い砂糖でできたお菓子を食べたくてしょうがなかったです。

制限を始める小学生の頃は、
毎日マクドナルド、毎日のようにシャトレーゼのケーキ…が当たり前でしたから。

砂糖を摂らなくなって数年経ち、我慢できるようになった、と思っても、周期的に、無性に甘いものが食べたくなってました。
ただ、今でもたまー食べたくなりますが、無性にというほどではなく、ほとんどないです。


昔は、砂糖を食べるだけで脳が幸せで、甘いものなら、なんでも美味しく感じていました。

一種の中毒状態だったと思います。


猿やラットを使った実験でも、砂糖はアルコールや麻薬よりも依存性が高いことが示されています。

大和薬品 糖質と甘味は中毒になる

人類の歴史の中で、食糧が安定的に手に入らなかった時代の方が圧倒的に長かったため、
エネルギー効率の高い、甘いものや脂肪の多いものを食べることで生存に有利に働いていました。

そのため、遺伝子レベルで美味しいと感じるようになっているのです。

つまり、お店に行けば、目に見える至るところに、しかも100円とかの安い値段で、麻薬が売られている状態な訳です。

制限が難しくなってしまうのも、しょうがないと思います。


ただ、さすがに10年以上も制限してると、「甘いだけ」では美味しくなくなってきます。

あ、甘い味だな。
という感じです。

酸っぱいものを食べて酸っぱい、
しょっぱいものを食べてしょっぱい、
と感じるのと同じです。


そうすると、甘くても、「本当に美味しい」もので満足できるようになります。

「とりあえず、なんでも良いから、甘いものが食べたい」
が少なくなります。

我慢する、という感覚ではなく、
食べたいと思わないから、食べない。
になります。

例えば、ケーキでも、ホイップクリームやマーガリンでできた安いケーキではなく、
生クリームやバター、旬の果物をふんだんに使って、素材の味を大事にしているケーキなど、ですね。


たまに、「甘いものが食べたい」と思うことはありますが、
「どうせ健康に悪いものを食べるならとびきり高価で、めちゃくちゃ美味しくて、生きててよかったと思うくらい幸せになるものだけ食べよう!」
と思うと、ワクワクしてきませんか?

目の前の、安易に手に入る甘いものを衝動的に買うことが減るので、より制限しやすくなりますよ。

我慢する、という感覚ではなくなってくると、楽に制限できるようになります。


また、環境も大事ですね。
子どもにとって、親が食べないようにしている、というのは相当大きいと思います。

やはり、家族みんなで止めよう、と決めることができれば、お互いに監視し合えますし(笑)
それが一番継続しやすいですね。


ただ、就職してから、お土産でクッキーなどを貰うようになり、摂取量が少し増えてしまったのが悩みのタネ…断るのも悪いなあ、と思ってしまいます。
(くださった方には申し訳ないですが、家に持ち帰ってこッソリ捨てていたことも汗)

まあ、よくよく考えたら、そこまで頻繁ではないですし、量も多くないので、最近はいただいてしまいますが…。


人工甘味料はどうなのか?

ちなみに、一時期、人工甘味料のものを摂っていたこともありますが、あまり良くはないです。

多量摂取すると下痢しやすくなりますし。

マウス実験レベルですが、腸内細菌のバランスが崩れていた、というデータもあります。

人工甘味料と糖代謝 2017年6月 金沢医科大学医学部衛生学 准教授 櫻井 勝

まあ、この実験も、すべての人工甘味料で実験したわけではないので、すべての甘味料で同じ結果になるとは限りませんが。


また、人工甘味料でも、実は、血糖値が上がる人も稀にいるそうです。
なんなら、食べてなくても、甘い香りを嗅いだだけでも、血糖値が上がる人もいるとか。

梅干しの香りを嗅いだだけで、唾液が出るのと同じ理屈なんでしょうか…。


砂糖ではない甘味料として、アガベシロップやラカントは家族が買ってくるため、たまに使うこともありますが、ほとんど使わないことにしています。値段も高いですし。

また、頻繁に多量摂取はやめた方が無難だと思います。

この本で、ラカントの原料を使った羅漢果を多量摂取したことが原因ではないか、と疑われるアレルギーによるショック反応の例が出ています。

まあ、とはいえ、この例はかなり極端な例の上、件数も少ないですし、

塩だろうと、醤油だろうと、一度に多量摂取したら死にますから、普通に摂る分には、あまり過敏になる必要はないのかなと思っています。

まとめ

砂糖を「我慢」するのではなく、とびっきり美味しいものをイメージすることで、「距離を置く」ことを楽しんでみてくださいね。


この記事が、少しでも、砂糖を制限できない方の助けになれば幸いです。