高校生のときに亡くなった父に伝えたいこと。野菜は食べて。エロ本は捨てといて。〜今を生きる私たちにできること
こんにちは。染谷しおりです。
今週のお題「お父さん」について。
今日は個人的な話というか、湿っぽい話になります。
ちょっと不謹慎な話もあるかもしれないですが、嫌だなと思ったら、そっと画面を閉じてもらえばと思います。
目次
◉父の死を受け入れるまで
父が他界したのは、私が高校生に入学したばかりのときでした。
胃がんで、がんが見つかったときにはすでにステージ3、末期までは行きませんが、ほぼそれに近い状態。
手術時はあと半年の命と言われてましたが、その後2年生きてくれました。
急死ではなく、ベッドの上で安らかに亡くなったのは良かったな、と思います。
実は、父が亡くなったときは、闘病生活でガリガリに痩せて辛そうで、見ているこちらも辛かったので、
臨終を見守ったときは、父は「生という名の苦行」から開放されたんだな…と、
父が楽になって安心した気持ちが大きく、悲しいというよりはホッとした気持ちのほうが大きかったです。
何度も入退院を繰り返している精神疾患の母と、重度の知的障害の妹を「私が支えていかないといけない」というプレッシャーに押しつぶされそうで、悲しみに浸っている余裕なんてない、って感じでした。
そんな私が、父が死んだ、という悲しみを感じられるようになったのは、3〜4年後。
大学生の頃だったと記憶しています。
母も体調が少し良くなり、一人暮らしで母から離れられたことも大きかったのかな。
きっかけはアパートの駐輪場で、小さな子どもが「パパの自転車」と指差しながら言ったこと。
一緒にいたその子のお母さんは、「そうだね、パパの自転車だねー」となにげなく会話をして去っていきました。
お父さんがいない生活が当たり前になってましたが、「そういえば、父はもう、いないんだ」とその時から強く感じるようになり、半年ぐらい、悲しみに浸り、やっと吹っ切れた感じでした。
◉父に伝えたいこと
◎好き嫌いするな!野菜は食え!
胃ガンの原因の99%はピロリ菌である、ということが分かっている昨今では、ピロリ菌の検査と除去をすればほぼ、胃癌は防ぐことができるそうです。(詳細は、余談その2を参照のこと)
まあなので、胃ガンを予防するために、いま生きている私たちにできるのは、ピロリ菌の除去と検査ぐらいなのですが、
とはいえ、健康には気を遣え と。
具体的にはもっと野菜食えと。
私の父はとにかく好き嫌いが多くて、外食にいって注文したステーキの付け合わせの野菜も食べないぐらい野菜嫌い。
私はほとんど好き嫌いないんですけどね、不思議ですね。反面教師?
他界する一年くらい前からさすがにまずいと思ったのか、野菜食べ始めてましたが、
いや、遅いから。
というわけで、もっと元気な時から、自分のからだと健康に気を遣ってくれていれば案外もっと長生きしたんじゃないかなあ、なんて思ったりします。
下↓の本は健康に良いとされている食べ物がなぜ健康にいいのか?なぜ、野菜は食べた方がいいのか?がよくわかる本でしたので、野菜嫌いだった父に読ませたいおすすめです!(笑)
皆さんも家族や愛する人のためにも、自分のからだと健康は大事にしましょうね!
◎死ぬ前にエロ本だけでもいいから捨ててくれ。
終活はやっておいてほしかった…。少しでもいいから。頼む。
ガンが見つかったり、せめて再発して再入院になった段階で、遺品整理はしておいてほしかった。
とりあえず、死ぬ前にエロ本だけでもいいから捨てとけ!
気まずいんで、ホント…
◎生きてるうちに大事なことは伝えてくれ
やっぱり生きてる人間の影響力のほうが圧倒的に強くて、死んだ人間の存在は徐々に薄まっていきます。
当たり前ですけど、タイムカプセルで開ける手紙だけで伝えられるよりも、生きてるうちに繰り返し繰り返し、ちゃんと愛情を持っているよ、ということは、子どもに刷り込まれるまで伝えてくれたほうが嬉しかったな、と思います。
まあ手紙もちゃんと愛情を持って、望まれて生まれた子どもだったんだな、と言うことがわかって嬉しかったですが…
やはり、生きているうちに大事なことは伝えたほうがいいですね。
◎最後まで気にかけてくれて、ありがとう。
危篤の状態で、今日はもう遅いから帰りなさい、明日の高校に差し支えるから、と言ってくれた父でした。
自分が闘病生活中でも、いや、闘病中だからこそ?家族を気にかけてくれた父親でした。
私も死ぬときはこんな風に死にたいなあ、と高校生ながら思ったものです。
◉父に伝えたいことは、生きてるときに心がけたいこと。
好き嫌いをしないで食べる、偏食しないというのは言わずもがな。
遺書はさすがにまだ良いかなと思ってますが、特に部屋の整理整頓などはきっちり心がけないとですね。
このブログも死んだ後ってどうなるんでしょうね?
遺書や終活もですが、デジタル遺品も、ちゃんと調べないとな、と思いました。
でも、こうして、お父さんに伝えたいこと、という話題で久しぶりに気持ちを吐き出せて良かったです。
<余談>その1 死後の世界は存在するのか
私には霊感はないのですが、やはり霊的な存在はあるのかもしれないな、と思ったことがあります。
父が死んだのは、高校に入学したばかりのときでしたし、
友達もまだそこまでできない(父が死んだばかりで無理に振る舞ってたし、周りもどう接すれば良いかわからなかったからかも)、
母は重い精神疾患な上に、父が死んだ悲しみに浸っていたので、ほとんど頼りにならない、姉妹は重度の知的障害で語り合うこともできない…
そんな状況で、自分は誰にも必要とされてないし、誰にも注意を向けられていない、どこにも居場所がない、そんな気持ちになって泣いていたときに、フッとなにかに抱きしめられたような気がしたことがあります。
多分父だったんじゃないかなーと思ってます。
不思議と悲しい気持ちや涙がスッと収まったんですよね。
気のせいかもしれませんが…
まあ霊が存在していても、前述したように生きてる人間のほうが影響力は強いと思います。確実に。(霊感がないからそう思うのかもですが)
死後の世界や幽霊は本当に存在するのか?
気になって学生の頃に、なんとなく手に取ったのが下↓の本。
この本は臨死体験をしたという著者が書いたそう。
ホンマかいなwwとおもいますが、フィクションとして読む分には面白かったです。
とはいえ三部作でかなりのボリュームがあるため、
私自身は漫画版は未読ですが、興味がある方は、漫画版のほうがとっつきやすいかもしれません。
エマニュエル・スウェデンボルグの霊界〈1〉死後の世界は実在する
- 作者:エマニュエル スウェデンボルグ
- メディア: 単行本
<余談>その2 胃ガンとピロリ菌の関係
胃ガンの原因の99%はピロリ菌である、ということが分かっている昨今では、ピロリ菌の検査と除去をすればほぼ、胃癌は防ぐことができます。
健康にも関心があるとは意外だったので興味を惹かれて、下記の本2冊は読了済です。下二冊の本にもピロリ菌のことは書いてあるため、単純に情報を知りたいだけなら、下記の本のほうが幅広い情報が書いてあるのでお勧めです。
ちなみに、ピロリ菌やばいの方は、電子版でなく、紙版であれば検査キットも付属しているようなので、検査キットが欲しい人は「ピロリ菌やばい」でもよいかもしれません。
また検査キット単体がほしい人は、アマゾンでも販売されていたりします。
ピロリ菌検査キット(精度が高い便中抗原検査・自宅で簡単・胃がん予防・採便シート付き・便中抗原定性検査) 検便による胃がん検査
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
特に今は、コロナウイルスへの感染が心配で病院に行きたくないという人も多いでしょう。
病院の遠隔受診も段々広まってますが、こういった自宅で簡易検査できるキットもこれからますます需要が伸びそうな気がします。
今回の記事は以上です。
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それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました!