〜好学健癒〜雑記ブログ

医療系研究科 修士卒、累計読書冊数1500冊以上の私が、ブックレビュー、防災、ライフハック術、映画や観劇の感想などを綴るブログです。

「オーディオブック」と「電子書籍の読み上げ(Kindle読み上げ)」を比較してみました

こんばんは。染谷しおりです。

ずっと使ってみたい、と思っていた、「オーディオブック」使ってみました!

私はもともと、電子書籍スマホの読み上げ機能で聴く「耳読書」はよく利用してるので、耳で本を聴くことには抵抗ナシ。

今回、使ってみたのは、オーディオブック最大手の、オトバンクさんのオーディオブックサービスです。

「耳読書」そのものがまだまだマイナーな印象もありますが、「オーディオブック」と、スマホの読み上げ機能」を比較して感じた、メリット、デメリットを紹介できればと思います。

オーディオブックのメリット

・読み間違いがない
・音が止まってしまうことがない
・情緒豊かに読み上げてくれる(小説)

やはり、オーディオブックは、読み間違いが無く、音が止まってしまうことはないので、聞き取りやすいです。

スマホの読み上げ機能だと、結構、単語や熟語を読み違えたりするんですよね。
例えば、歯肉炎を「シニクホノオ」と言っていたり。

iPhoneの読み上げ機能だと、バッググラウンド再生をしていると、読み上げが止まってしまったり、挿絵で文章が無くなると止まってしまったりしてしまいます。
(これはiPhoneの話で、androidはあまり止まらないようです。ただし、androidiPhoneに比べて読み上げの操作が煩雑とのこと。アマゾンのタブレットであるfireも止まらないと聞いて購入したのですが、その感想はまたいずれ…)

音声がちょくちょく止まってしまうのが、結構ストレスになるんですが、オーディオブックはバックグラウンド再生もできるし、読み上げが勝手に止まることもなく、快適です。
ごくたまにアプリが固まってしまうこともありますが、一回アプリを終了させれば、大体復活します。

今もスマホで、オーディオブックを聴きながら、ブログ記事を書いています。


また、これは小説限定ですが、小説を読み上げ機能で聴いていると、機械音声なので、情緒がないのですが、
オーディオブックだと、声優さんや役者さんが読み上げてくれるので、朗読のように、聞けるのは良いですね。
ドラマCDや朗読劇のように、さまざまな声優さんに読んでもらっている作品なんかもあります。
いま聞いている途中ですが、「青天の霹靂」(劇団ひとり)は、ちょっとBGMが流れていたりもして、朗読劇を聞いてるみたいで凝ってるな〜と思います。

青天の霹靂

青天の霹靂

これはオーディオブック聴き放題のにあった本です。

また、これもオーディオブック聴き放題にあった本で、「好き嫌いと経営」(楠木建)という、本を聞いたのですが、こういった対談形式の本は、通常の会話と同じように、ラジオ感覚で聞けるので良いですね。

「好き嫌い」と経営

「好き嫌い」と経営

ただ、普通の評論や実用書だと、情緒豊かに読み上げる、って感じでもないので、 止まることを気にしなければ、読み上げ機能を利用するので充分かな〜とも感じました。

オーディオブックのデメリット

・脳内変換できない単語が出てきた時に漢字を確認できない
・検索性が悪い
・メモができない
・出版年、著者の情報などが掲載されていない
スマホが熱くなってくる(※数日後にアプリをアップデートしたら解消されました)

オーディオブックは、電子書籍と違って文字で読み返せないので、分からない単語、脳内変換できない単語が出てきた時に、目で見て確認できない、っていうのはデメリットですね。
急にオリジナルの造語を出したりする本もありますし。

「思考の整理学」という本をオーディオブックで聞いた際、

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

「ホウカシャカイ」という単語が出てきました。
前後の文脈でおそらく「法化社会」だろう、と脳内変換できたんですが、
最初「放火か?」なんて考えたりして、少し頭を使いました。
こういう普通はあまり使わない単語(造語?)が出てきた時に、目で漢字を確認できないというのは、ちょっとモヤっとします。


また、わからない単語が、カタカナやアルファベットだとあまり問題ないと思うのですが、漢字系で知らない単語が大量に出てくると厳しいですね。

「四字熟語暗記シリーズ」と、「時事系単語シリーズ」という公務員試験対策にもなり、一般教養も身につく本が聴き放題の中にあったので、聞いてみたのですが、

公務員試験にでる四字熟語300 公務員試験合格シリーズ

公務員試験にでる四字熟語300 公務員試験合格シリーズ

公務員試験にでる時事用語300 公務員試験合格シリーズ

公務員試験にでる時事用語300 公務員試験合格シリーズ

時事単語は、「IMF」、「ラニーニャ」のようなアルファベットやカタカナの言葉が多いので、オーディオブックも使いやすかったです。
ただ、四字熟語は知らない熟語は脳内変換できないし、
かといって、脳内変換できる熟語は大体の意味を知ってるからあまり意味がなかったです。

また、ターゲットシリーズや、キクタンシリーズのような英単語、英熟語の本も聞き放題の中に入っていたので聞いてみました。

英単語ターゲット1900 5訂版 (大学JUKEN新書)

英単語ターゲット1900 5訂版 (大学JUKEN新書)

大学JUKEN新書 英熟語ターゲット1000〔4訂版〕

大学JUKEN新書 英熟語ターゲット1000〔4訂版〕

改訂版キクタンBasic4000 (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)

改訂版キクタンBasic4000 (英語の超人になる!アルク学参シリーズ)

英単語ターゲットは単語の意味が音声で入っていなかったので、紙の本がある前提という感じがします。
ただ、英熟語ターゲットとキクタンは単語熟語の意味も入ってたので、何とかなりそうです。
BGM代わりに聞き流してるだけでも何もやらないよりは勉強になりそうなので、気楽に続けられそうです。
ただ、紙の本や単語カードのように、自分のわからない単語だけを集中して勉強する、というやり方ができないので、学習効率を考えると少し微妙かなあ…という気がします。
単語系や熟語系を勉強したいだけなら、紙の書籍や電子書籍を買えばCDやダウンロード音声が付いてくることも多いので、それで十分かなと思いました。
CDが本とは別売の場合は活用できるかもしれませんが。

また、オーディオブックのデメリットとして検索性が悪いです。
電子書籍や紙書籍は、読み終わった後から、この辺りにこんな内容が書いてあったと思うけど、正確にはなんて書いてあったかな?
とパラパラとめくって探したり、電子書籍ならキーワード検索したりもできますが、
オーディオブックはそういった使い方ができないですし、確認したい箇所が本のどの辺りにあるのか、探すのが難しいです。
10秒〜1分程度前の内容であれば巻き戻して聴けますが…。

kindleなどの普通の電子書籍は読み上げ機能で耳からも聞けるし、目でも読み返せるのがいいですね。

また、オーディオブックは、メモができないんですよね。
聴きながら、ノートとかにメモを取っても良いんですが、結局そうすると目を使わないといけないので、
家事をしながらとか、筋トレなどをしながら、みたいな、ながら読書にはあまり向いてません。
また、ノートなどにメモするにしても、本文と一緒に、メモする、というのができないので、どの箇所を読んで、自分がどう感じたのか?というのがあやふやになりやすい気がします。

それと、これはオーディオブックを購入して初めて気づいたのですが、オーディオブックには、出版年、著者の情報などが掲載されていないんです。



紙の本や電子書籍で記載されているこういう情報ですね。

まあ、知りたければネットで検索すれば良い話なのですが、ちょっと面倒というか、本を読むハードルが少し上がってしまうんですよね。

本当にちょっとしたことなのですが、意外とこういう情報を頭に入れてから読むのと、入れないで読むのでは、本の読みやすさが違う気がします。
また、どの本を読もうか考えるとき、この本を読む価値があるか?を判断するときに結構大きな役目を果たしてる情報なんだな、と、初めて気づきました。

同じ文章でも、書かれた年代が10年も違えば、大きく意味合いが変わってきたりしますからね。

紙の書籍じゃないから、出版年は関係ない、ということなのかもしれませんが、
本の紹介欄はどの本にもすでにありますし、著者略歴と紙の本の出版年ぐらいは、すぐ掲載できると思うのでぜひ載せてほしいところです。

また、これも使うまで気づかなかったデメリットですが、iPhone7を使っているのですが、オーディオブックを聞いてるとスマホがすごく熱くなってきちゃいますね。
電源を充電しながら聞いてるわけでもなく、バックグラウンドで起動してるアプリがない状態でも、熱くなってきます。
これは、スマホのスペックの問題なのか、それともオーディオブックのアプリの問題なのかは、スマホを買い換えたりしてみないとちょっとわからないですが。
(本記事をUPした数日後、アプリのアップデートをしたら解消されました)

今のところ、読み上げ機能で十分かも…?

色々なジャンルの本を何冊か聞きましたが、正直、電子書籍スマホに読み上げさせるので充分かな、という印象でした。

たしかに、読み上げ間違いはあるんですが、脳内変換可能ではあるし、脳内変換できない時は、目視で確認できますからね。

また、古典名作を耳読したい時は、オーディオブックの方が良い、というアドバイスをもらったのですが、

たしかに、高校生の時に、「舞姫」をやったのですが、教科書を目読しても、古文にしか見えず、解読不可能だったのですが、
先生がテープで朗読を流してくれて、それで話の流れ、内容が理解できたことがあります。

ただ、舞姫レベルの国語の教科書に載るような名作になってくると、朗読文がYouTubeにアップされてたりもするんですよね〜

https://youtu.be/rj_NsR3FLyY
森鴎外舞姫

そうすると、わざわざオーディオブックでお金出して買わなくても…ってなってしまいますね。

ただ、知人から、夏目漱石の本がすごくオーディオブックと親和性が高いと、オススメされたので、一回聞いてみたいと思っています。

もし、オーディオブックを活用するなら

大抵の本については、読み上げ機能の活用で十分かな、と思いますが、

例えば、「7つの習慣」とか、人生を通じて自分の頭に叩き込みたいような内容の本、
紙および電子書籍で既に購入していて、かつ、何回でも繰り返して聴きたいような本なら、購入してみたい、と思いました。

また、声優が好きな方であれば、自分の好きな声優が読み上げてくれてる、とかだったら楽しんで聞けそうです。

もしくは、すごく気に入っている小説であれば、朗読劇やドラマCDを買うような気持ちで小説系の本を買うか、ですね。

オーディオブックが気になる方に

下のURLから、30日間無料の聴き放題に登録すると、500円分のオーディオブックを買えるポイントがもらえるキャンペーンをやってるみたいなので、興味がある方はどうぞ。
キャンペーンは7/9までみたいです。
https://audiobook.jp/referral/unlimited-1906/R6FX0Mru

とりあえず興味がある人は、私のように30日間無料聴き放題で、何冊か聞いてみて、自分に合うかどうか考えてみるのが良いと思います。

私自身は、今のところ、聴き放題サービスを継続しようとは思ってないのですが、

聴き放題の中に、以前から紙書籍で購入していて、積ん読になっていた「年収200万円からの貯金生活宣言」

が聴けたので良かったです。

せっかくなので、無料期間の間にもう少し色々と聞いてみたいと思っています。

睡眠導入系の本や瞑想の音、

自律神経の名医がつくった ぐっすり眠るためのCDブック

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また、英語系の小説など

アインシュタイン・ストーリー The Albert Einstein Story (ラダーシリーズ Level 1)

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も聴き放題の中に入ってたので、聞いてみるつもりです。

耳読書そのものは、筋トレ、ランニングやウォーキングをしながら、家事をしながら等、ながら読書ができて、本当にオススメですので、オーディオブックでも、電子書籍の読み上げでも、良いので、ぜひ試してみてください!