〜好学健癒〜雑記ブログ

医療系研究科 修士卒、累計読書冊数1500冊以上の私が、ブックレビュー、防災、ライフハック術、映画や観劇の感想などを綴るブログです。

「そんなことで女が喜ぶと思うなよ」 現代日本におけるアラサー女の生きづらさを叫ぶ その2

はい、「そんなことで女が喜ぶと思うなよ」本の感想の続きです〜。

https://supercali.hatenablog.com/entry/preview


①では、この本に書いてあることはどんな内容なのか、どんな人にオススメできるのか、
を書いています。

要は、「アラサー女の生きづらさ」と「男や社会への愚痴」について書いてある本です。

この本を読んで、カタルシスを感じられるであろう人、つまり、男の人に怒り、苛立ち、不満が溜まってる人にはオススメします。

また、この本は、基本的に愚痴で終わっていて、どうしたらそれが解消されるのか?という視点ではあまり語られていないので、
解消するためには、どうする?というアプローチについて書いてある、おすすめの本も①の記事でいくつか紹介しています。

②では、もう少し、本の内容に突っ込んだ感想を書きます。

私はアラサーバリキャリ女子でもないですし、キラキラ系元風俗女子でもないですが、2周目読んだ時には、まあ確かにそうだよね、と、概ね同意でした。

ただ、概ね同意だけども、この本について、違うと思う、というところも結構あったので、言わせてもらいたい。

ただ、この人ほんと、頭がキレる感じがするから、著者の目の前で反論したら、理論武装された状態でボコボコにされそうな気がするので、ちょっと怖いよ…

なので、ネット上でずるくレビューします。すみません。

●①現代日本において、20代の方が女は生きやすく、30代女性が生きにくいも同意。ただ40代以降は…

40代以降が、30代に比べて生きにくいかどうかって、人によるんじゃないかな〜と思いました。

なぜなら、30代のうちに残されていた、
結婚するかどうか
子供を産むかどうか
子供を産んだ後はどう育てていくか
ゆっくり働くのか、バリバリ働いて出世するのか…
などの選択肢が、そもそも選べない状態になってくると思われるからです。
特に出産に関しては。
仕事や結婚については選択肢は十分残されてるの思うのですが、40代も後半になってくると、出産については、どうしても、産む、という選択が難しくなってきます。

選択を常に迫られ続けている苦しみが30代女性にあるというならば、
40代はまだしも50代以降の女性は閉経が近づいて徐々にそう言った選択の自由から解き放たれるため、選ばないといけない苦しみからはある意味解放されるのではないかと思うのです。

以前、たまたま、恋愛アドバイザーの人と雑談をする機会があったのですが、30代女性よりも40代女性の方がむしろ婚活は楽らしいです。

マッチングする男性側も、子供を産む、という選択肢をほぼ諦めてることが多いからだそうです。

そう考えると、逆に30代を過ぎてしまえば生きていきやすくなる女の人も増えるんじゃないかな、と思っているんですが、
なにぶん私はまだ20代なので、実感としては分かりません。すみません。

●②別にこれまでの人生、同年代と年下の男性をなめて生きてきてない

著者の鈴木氏は、20代だったころ、基本的に自分よりも年下とか同い年の男性をなめてました。
と言っています。
なぜなら、女子の方が要領もよく能力も大概高いから、と。

でも、私はそういう風に思ったことはあまりないんですよね…。

なぜなら、自分がもっとっと若い頃は、それなりに人よりも苦労してきた人間だという捻くれたプライドがあったため、
苦労してきてなさそうな人は老若男女関係なく、なめてたからです(笑)

年上だろうと年下だろうと男だろうと女だろうと、頭空っぽで何も考えてなさそうで、お幸せに生きてきたんだろ〜な〜

っていう人は、見下してました(笑)

今にして思えば何様だよ、という感じなんですがね(笑)

●③さしすせそ、面白いね、もっと話聞きたい、色々教えて

について。

さしすせそ
とは、

さすが
しらなかった
すごい
せ(忘れた)
そうなんだ

の5単語で、女性が男性をおだてる、あげるための基本、らしい。

まあ、たしかに、鈴木さんみたいな、脂ののった女性かつ、頭がキレる人からの、
嘘くさい「知らなかった!」は、
ほんと嘘くさいだけで、可愛くもなんとも無いと思うのですが、

学がない若いだけの女の子からの「知らなかったー!」よりも、

こういう物知りだったり、博識な女性から「知らなかったー!」という無邪気な一言を引き出せた場合の方が、グッとくる、

っていう男性は存在するんじゃないかなあ、と思うんですが…
そこのところどうでしょうか、男性の皆様。

●④女が惚れられて心の底から、困っているパターンは、存在しています。

いや、鈴木さんも、
女が惚れられて「困ってる」9割は茶番

って言ってたので、実際に困っているパターンが1割あることは承知の上で語ってるんだと思いますが。

じゃなきゃ、ストーカーとか存在しないからね…。

まあ告白されるところまで行っちゃうと流石に意図的だろうというか、

本当に告白されて困るなと思った場合、まともな感覚の女の人の場合は、ちゃんと告白を回避する行動をとるはずなんで。

そこら辺で告白を回避する行動を取らないあたり、罪悪感が欠如してる女で、だから茶番ってことなんだろうなあ、のとは思いますが、

でも、まあ、その回避の行動のサインにも気づかないぐらい変に自信満々なイタい人だったり、
逆に玉砕覚悟でも告白したいぐらいその女性を熱烈に好きでしょうがない、かつあまり相手を困らせるかもとか心配しない男性
は告白するんだと思うので、必ずしも全員が全員、こういう腹黒モテリンダじゃないんだよ、ということで。

実際、私の友人で、すごくモテてた子がいたけど、そういう男性から告白されて本当に困ってた人もいましたからね…

それまで美人=人生イージーモード
って思ってたし、まあ実際にそういう側面もあると思いますが、
その子のおかげで、美人は美人なりの苦労もあるってわかったし、なんか見てるとそこまで幸せな恋愛してるなって感じでもないしで…。

この漫画は、美人がゆえに不幸から逃れられない美人にスポットを当てた漫画で、まあ、さすがにここまではありえないだろwという、漫画ならではのギャグテイストもあるんですが、テンションがずっと高い漫画で面白いので、東村アキコさんの漫画が好きな方は楽しめると思います。

あと、別に特別な美人、というわけじゃなくても幸せな結婚してる人はいっぱいいますからね。

①の記事でも紹介しましたが、「そんなことで女が喜ぶと思うなよ」で言われてることって結構極端だな、と思ったので、真逆のことを言ってそうなこの本を読みました。

この本の言ってる事も相当極端な感じはしますけどね。
外見にコンプレックスを持つ方々ばかりですが、その分コミュニケーション能力が高かったり、親御さんや周囲の人間関係に恵まれていたり。

ただ、そのコンプレックスをバネにしている姿勢というか、自分の不幸を、自分の見た目や境遇、社会のせいにしても自分は幸せにならないし、何も始まらないな、ということを改めて感じさせてくれる本ではありました。

男女問わずお勧めできる本だと思います。

⑤●元カノ問題

女子が、今カノとして元カノの顔が見たい、どんな人間が知りたいがために、SNSアカウントを特定する
という行為について、

ごめん、やったことないし、なんで見て騒ぐぐらいなら特定するの?バカなの?とは思う。
悪趣味とまでは思わないけども。

彼氏が元カノと今も定期的にあってるとか、繋がりを持ってる、というならまた話は変わるんだけど。

そもそもが、

すごく寂しい時やとりあえず男手が欲しい時に元カレがいかに便利に動いてくれるか

を私は知らないから、詮索しようと思わないんだろうなあ。

たぶん動いてくれるんだろうなーとは思うけど、なんか利用するみたいで嫌、というか、ざいあくかんがありますよね。なので、やりません。


今の彼氏が、元カノを愛おしく思う気持ち、嫌われたくないと思う感情は、彼氏自身もコントロールできないと思うんだけど、
その感情が湧いた後、どんな行動を選択するか、は、彼氏も選べるはずだと思うんですよね。

だから、元カノとこういうことをしたら、今カノが傷つくはずだから、仮に元カノに自分の感情が揺れたとしても、今カノが傷つくような行動は選ばない。
もし、元カノが本当に困ってて関わり合いにならないといけない状況になるなら、今カノに誠実に事情や状況を説明してくれる(それでも彼女は不安にはなると思うけど)

そういう行動を選択してくれるような人と恋人になりたいと思うし、
そういう意味で、お互いに信じられるようなお付き合いが理想なんですが、
これって夢見すぎなんですかね?



他にも色々、思ったことや、語りたいことは出てきたのですが、とりあえずこの辺りで…

ここまでお読みくださりありがとうございました。